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防虫塗装の仕組みと効果

家庭用殺虫剤でおなじみのアース製薬株式会社と共同開発し、工業用量産製品向けの防虫塗装加工を実現しました!

屋内に住み着く不快な害虫に対し、防虫塗装部分への定着を阻止します。
害虫は、防虫塗装面に接触すると不快に感じるため、防虫塗装面に近づかなくなります。
弊社の性能試験では、設置後9時間以降の定着数は未加工面の1/13まで低下しました。

防虫塗装の紹介動画

まずは動画でご覧ください。
(下の動画内をクリックして再生してください。)

試験方法

樹脂製ケースの中に防虫塗装板と通常塗装板を敷き、その上に透明シェルターを設置、チャバネゴキブリを40匹入れてその行動を観察しました。
ゴキブリは主に朝方と夕方にエサや水を求め活動します。それ以外の時間の大半は、暗く暖かい風のあたらない場所に集まって休息しています。その為、休息時間帯になるとさゆうどちらかのシェルターに入って休息(定着)することが予想されます。
防虫塗装 試験方法

試験開始直後
通常、昼間にはゴキブリは休息していますが、今回は新しい環境に投入されて周囲の状況を把握するため、盛んに動き回っています。
防虫塗装は、害虫が防虫塗装面に接触すると「不快に感じる」という特徴があります。
防虫塗装面の上を害虫が何度か通過しているうちに、「ここは不快な場所」であると学習することにより、次第に防虫効果が発揮されます。
試験開始9時間後
学習効果が次第にあらわれ、夜間の休息時間帯に入るとゴキブリは左側のシェルター(通常塗装側)に集合します。
ゴキブリは安全な場所やエサのある場所にいるときに集合フェロモンを放出するため、多数のゴキブリが同じ場所に集まり定着します。
「ゴキブリは1匹見かけたら100匹はいる」という俗説もあながち間違いではないかもしれません。
  • 本試験ではゴキブリを使用していますが、薬機法上、ゴキブリに対する忌避は標榜できません。

特徴

  • 害虫に対し防虫塗装部分への定着を阻止
  • 加工後の製品は無臭
    殺虫スプレーやハーブ系虫除けのような匂いがありませんので、食堂など匂いが気になる室内でもご使用いただけます。
  • 薬剤の耐熱性が高いため、気温50℃以上の環境でも効果が低下しない
    高温に強く、常温では空気中に揮発しないため、室内の環境にやさしく、安全にご使用いただけます。
  • 薬剤は不揮発性のため、安定した効力が長時間持続
    直射日光のあたらない場所で使用する場合、3年程度は効果が持続します。

屋内に定着する害虫の中でもゴキブリは学習能力が高く、また夜行性なので視覚より嗅覚・触覚が発達しており、接触型の防虫塗装が有効です。
反対に、ハチやハエなどの飛翔タイプの害虫に対しては接触型の防虫塗装はあまり効果的ではありません。

見込まれる用途

  • 厨房機器、システムキッチン、食器棚、洗面所に使用する扉の内側部品への加工
  • 家電機器、OA機器、自販機などの内面(熱がこもりやすい箇所)への加工
  • 物置、倉庫などの内壁や床面への塗装
  • 屋内への虫の侵入経路への塗装